学会・研究発表

これまで公開してきたワークショップデザインや主観的印象評価についての学会発表や論文を紹介します。

研究発表(口頭発表。ポスター発表)

2017年以降を掲載しています

ペーパークラフトにおける展開図の違いによる主観的印象の比較分析
著者 若林尚樹、政倉祐子、田邉里奈
学会 日本デザイン学会
発行 第71回春季研究発表大会,2024年6月
水族館に展示されているペンギンの形態の特徴を対象としたモデル化とペーパークラフトの設計における形状の表現方法について参加者の主観的印象評価で得られたデータをもとにした比較分析の試みである。今回の分析でペーパークラフトの展開形状を検討する際に、ペーパークラフトの完成形が想像しやすいかどうかは、参加者の第一印象に影響を与えているのではないかという知見が得られた。

動物の形態を題材とした教材としてのペーパークラフトの設計
著者 若林尚樹、政倉祐子、田邉里奈
学会 日本デザイン学会
発行 第71回春季研究発表大会,2024年6月
工作をともなうワークショップにおける教材の設計手法を開発し、教材としてのペーパークラフトの活用を展開することを目的としている。対象の動物のそれぞれの形態的な特徴を再現した。工作の際には、これらの基本的な形状でモデルが形作られていることを参加者に説明することで、組み立て方や完成した状態を容易にイメージすることが可能となり、子どもも大人も組み立ての際には迷うことなく工作をしている様子が観察された。

総合的な学習における教材としてのペーパークラフトの活用
著者 若林尚樹、政倉祐子、田邉里奈3
学会 日本デザイン学会
発行 第70回春季研究発表大会,2023年6月
本研究の目的は, 総合的な学習の時間におけるペーパークラフトを用いた 「ものづくり」 を通した体験型プログラムの期待効果を探究型学習の観点から明らかにすることである. 授業に対する生徒の主観的な印象の傾向と, 生徒が作品の振り返りとして書いた自由記述の分析を行った結果, 各授業における児童の主観的な感想の傾向や, 一連の授業を通しての全体の感想の傾向を捉えることが可能であることがわかった.

教材としての動物の顔のペーパークラフトの設計
著者 若林尚樹、高橋こはく、曽我采加、政倉祐子、田邉里奈
学会 日本デザイン学会
発行 第70回春季研究発表大会,2023年6月
本研究は工作をともなう体験プログラムにおける、教材としてのペーパークラフトの設計手法を開発してきた肉食系と草食系の動物のモデルにおいては、直方体や平面といった基本的な幾何学的な形状の組み合わせで表現することで、ペーパークラフトを作る小学生にとっても、生物の頭部の形状の特徴をわかりやすく理解することができることから、今回はモルモットの頭部を円錐形を基本とする形状とすることで同様の効果が期待される。

体験プログラムにおける教材としての工作キットの活用
著者 若林尚樹、坪松 耕太、政倉祐子、田邉里奈
学会 日本動物園水族館教育研究会
発行 第63回日本動物園水族館教育研究会,2023年1月
円山動物園内ゾウ舎内において、工作を中心とした体験型のワークショップ「ゾウのはなしをきこう!」を実施した。参加者の主観的な印象評価による分析では、プログラム1 とプログラム2 では、ともに高い高揚感と達成感が得られ、テーマによる違いは見られなかった。

触察用ペーパークラフトの紹介
著者 横山季代子、塚原誠、若林尚樹
学会 日本視覚障害理科教育研究会
発行 日本視覚障害理科教育研究会第42回研究大会,2022年7月
沖縄美ら海水族館で実施している視覚障害児童向けの触察ワークショップにおいて、実際の生物による乾燥標本や液浸標本などを教材として実施し、全国の盲学校で活用されている。しかし、標本をさわるのが苦手であったり、標本だけでは分かりにくい特徴を触りながら学ぶことを目的としたペーパークラフトによる教材を作成し、ワークショップで実証実験を行った。

地域に密着した地元ブランド構築プロセスの研究
著者 江口怜南、若林尚樹
学会 日本デザイン学会
発行 第69回春季研究発表大会,2022年6月
札幌の日常生活における地域ブランドの形成過程に着目した。このプロセスを通じて、人々が自分たちの街への愛着を深めるブランドづくりを目指す。そして、地域ブランドを創造するための2つのアプローチを検討した。ひとつは、ユーザー体験をデザインするプロセスの提案

動物の頭部形態の類型化をもとにした工作キットの設計
著者 若林尚樹、政倉祐子、田邉里奈
学会 日本デザイン学会
発行 第69回春季研究発表大会,2022年6月
動物園で展示されている動物の中で肉食系と草食系を対象に、それぞれの特徴を紙工作キットとして平面の折りや差し込みなどを組み合わせた半立体構造の2種類の基本形態とした。これらの工作キットは、草食系は鼻部と一体化した顔面と耳の2種類のパーツとし、肉食系は顔の中央にある大きな鼻部を強調するために別パーツとして、鼻部、顔面、耳の3種類のパーツとした教材開発を行った。

落書きグラフィックの図的表現による比較分析–視覚障害児支援における暗黙知的ノウハウの抽出・共有手法(5)
著者 若林尚樹、赤井愛、政倉祐子、三科聡
学会 日本デザイン学会
発行 第69回春季研究発表大会,2022年6月
落書きグラフィックによる連結系と配列系の図表現は、対話における話題の展開の仕方から使い分けられる傾向があることがこれまでの実験からわかった。今回は同じ対話を、連結系と配列系のそれぞれで同時に記録し比較することで、落書きグラフィックにおける図表現としての特徴を明らかになった。

航空教室企業のコミュニケーションツールとしての絵本の研究
著者 若林尚樹、安齋利典
学会 日本デザイン学会
発行 第68回春季研究発表大会,2021年6月
航空会社が開催する航空教室で、職種の仕事内容や、それをとおして子どもたちに「安全、安心、快適」のための取り組みをメッセージとして伝えるためのコミュニケーションツールとして絵本を活用した教材開発を行った。

おしゃべり知における落書きグラフィックの比較分析
著者 若林尚樹、 赤井愛、 政倉祐子、 三科聡子
学会 日本デザイン学会
発行 第68回春季研究発表大会,2021年6月
視覚障害乳幼児のため、生活動作習得に関するそれぞれのノウハウを保護者間での自由な会話を楽しみながら共有できる場を『おしゃべり知』として提案し、そこでの暗黙知的ノウハウを抽出、可視化し共有する手法とそれを活用した対話型ワークショップの開発を目指す。

落書コミュニケーションによる視覚的対話手法の分析
著者 若林尚樹,安齋利典,政倉祐子
学会 日本デザイン学会
発行 第67回春季研究発表大会,2020年6月
本研究は,視覚的な表現をともなった対話のための手法に注目し,話をしながらあるいは聴きながら気軽に描く「落書き」という概念をもとに,そこで描かれた落書きを分析することで,視覚的な対話の活性化のための要因を分析し,「落書きコミュニケーション」としての手法を提案することを目的としている.描かれた落書きを分析すると,落書きとしての配置の特徴として顕著に現れていることがわかった.
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動物園ワークショップにおける「やってみる」工程の比較分析
著者 若林尚樹,佐竹希里,政倉祐子
学会 日本デザイン学会
発行 第67回春季研究発表大会,2020年6月
本研究は、より主体的な体験の効果が期待される動物の特徴的な動作に着目した「やってみる」の工程を組み込んだプログラムとし,この工程を実施した場合と実施しなかった場合の比較を気持ち温度計による分析によって行なった.その結果,プログラム全体としての評価は、この工程を実施したプログラムの方がより高い学習効果が得られた可能性を示唆していると言える. 
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動物園ワークショップにおける「観察する」工程の比較分析
著者 政倉祐子,若林尚樹,田邉里奈
学会 日本デザイン学会
発行 第67回春季研究発表大会,2020年6月
本研究では、「動物の耳」をテーマとし制作 を行うワークショップについて、動物を観察する工程の効果について、 気持ち温度計を用いた評価を行い検討することを目的とする。 工程に沿った参加者の主観評価の変化を捉えるのみならず、同じ目的のワークショップにおいて特定の工程(観察)の有無によって主観評価にどのような影響をもたらすのかについて明らかにする。
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視覚的対話手法による体験の可視化と体験印象マップの分析2
著者 田邉里奈,若林尚樹,政倉祐子
学会 日本デザイン学会
発行 第67回春季研究発表大会,2020年6月
「気持ち温度計」のアプリケーションを用い、観覧ルートに沿った来園者の気持ちの変化を捉えるとともに、GPS による経路分析と2種類のイラストマップを作成することで体験を視覚化した。これまでの調査結果を組み合わせて見ていくことで、来園者の体験した印象の分析を試みた結果について報告する。
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視覚的対話手法を用いた食体験の共有の試み析
著者 倉持歩,若林尚樹,安齋利典
学会 日本デザイン学会
発行 第66回春季研究発表大会,2019年6月,(名古屋市)
落書きコミュニケーションによって、対象者の食体験を記述者と共有することに加え、一枚のイラストとして表現することを見据えた下書きの共有をおこなうことを目的とした。本調査の結果、被験者の家庭固有の調理方や料理の盛付け方等を被験者自身の落書きで補いながら、仮説通りのプロセスで進めることができた。また、被験者は落書きコミュニケーションを通じて母親の料理へのこだわりや愛情を再認識したと述べ、対象者自身が過去の思い出を共有する手法としても活用できることが示唆された。
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視覚的対話手法による体験の可視化と体験印象マップの分析
著者 田邉 里奈, 若林 尚樹, 政倉 祐子
学会 日本デザイン学会
発行 第66回春季研究発表大会,2019年6月,(名古屋市)
本研究では,動物園等の展示施設において,図的表現による視覚的対話手法を用い,来園者の印象の変化を視覚化し,その傾向を多角的に分析するための手法の開発を目的としている. 来館者の印象の程度と、制作されたマップを比較しなが見ていくことで、印象の段階的な視覚化と再編集ができ、体験自体の視覚化と情報の共有が可能となった。 また、新しいコミュニケーションツールとして活用も可能になると考えらえる。
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動物園における観覧経路と主観評価との関係
著者 政倉 祐子, 若林 尚樹, 福田 大年
学会 日本デザイン学会
発行 第66回春季研究発表大会,2019年6月,(愛知県名古屋市)
本研究では、円山動物園(札幌市)を対象とし、 GPS ロガーを用い て 動物園内 で来園者の観覧経路を計測した 。計測した観覧経路について、 来園頻度の異なる グループ 間での傾向を比較するとともに、来園者による園内での印象評価との関係について考察を行った結果について報告する 。
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展示施設における展示に対する印象の変化の分析
著者 若林 尚樹, 福田 大年, 政倉 祐子
学会 日本デザイン学会
発行 第66回春季研究発表大会,2019年6月,(愛知県名古屋市)
本研究では,動物園や水族館における体験学習型ワークショップを対象に,参加者が感じる印象(気持ち)を定量的に捉えるために開発してきた気持ち温度計を利用し,ホッキョクグマ館での経路にそった来館者の印象の変化を捉える試みを行った.この手法によって観覧経路にそった来館者の印象の変化をダイナミックにとらえた展示評価が可能であることが明らかになった.
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観察と工作を組み合わせた教材によるプログラムの評価
著者 若林尚樹,政倉祐子,田邉里奈
学会 日本動物園水族館教育研究会
発行 第59回日本動物園水族館教育研究会出雲大会(島根県出雲市),2018年12月
「この耳だれの耳! ?」は、未就学児や小学校低学年の来園者を対象とした自由参加型のワークショップである。5種類の動物の耳をテーマにした観察や解説と、それをもとにした動物バイザーの工作というプログラム構成である。本研究は気持ち温度計による参加者の主観的な印象の変化の傾向を捉えることによってその評価を行ったものである。

来園者の印象評定に基づく動物園での体験分析
著者 政倉祐子,若林尚樹,田邉里奈
学会 日本動物園水族館教育研究会
発行 第59回日本動物園水族館教育研究会出雲大会(島根県出雲市),2018年12月
本研究では、動物園での体験から得られる来園者の主観的な印象に着目し、それらを評価ポイントごとに評定する評価を複数回実施した結果について報告する。本報告では特に、来園日による共通点と相違点に着目し考察を試みる。

気持ち温度計によるワークショップ参加者の気持ちの変化の比較分析 2
著者 若林尚樹,政倉祐子
学会 日本デザイン学会
発行 第65回 春季研究発表大会(大阪府大阪市),2018年6月
「この耳だれの耳 !?」は,円山動物園で行われている教育活動の一環として実施したもので,未就学児や小学校低学年の来園者を対象とした自由参型のワークショップである.5種類の動物の耳をテーマにした観察や解説と,それをもとにした動物バイザーの工作というプログラム構成である.本研究気持ち温度計による参加者の主観的な印象の変化の傾向を捉えることによってその評価を行ったものである.
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視覚的対話における落書コミュニケーションの活用
著者 若林尚樹,安齋利典,倉持歩,山岡美紗希,宮浦志穂
学会 日本デザイン学会
発行 第65回 春季研究発表大会(大阪府大阪市),2018年6月
視覚的な表現をともなった対話のための手法に注目し,話をしながらあるいは聴きながら気軽に描く「落書き」という概念をもとに,そこで描かれた落書きを分析することで,視覚的な対話の活性化のための要因を分析し,「落書きコミュケーション」としての手法を提案することを目的としている.
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来園者の主観評定に基づく動物園の評価マップ分析 -「わくわく動物園マップ」を用いた時期による比較-
著者 政倉祐子,若林尚樹,福田大年
学会 日本デザイン学会
発行 第65回 春季研究発表大会(大阪府大阪市),2018年6月
本研究では,動物園等の展示施設における体験から得られる来園者の主観的な印象を展示ポイントごとに計測し,評価結果をマ ップ化することを目的とする.本報告では,札幌市立円山動物園を対象に,気持ち温度計を用いた各展示ポイントでの評価のマップ化を行い,考察を行った結果について報告する.
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「落書きグラフィック」による体験の共有の分析
著者 若林尚樹,政倉祐子,高橋直也,田邉里奈,鈴木仁
学会 日本デザイン学会
発行 第64回 春季研究発表大会(東京都文京区),2017年7月
本研究は, 子ども向けの体験プログラムを対象として, プログラムの題材やテーマ, 工程などの違いによる, プログラムの進行に沿った参加者の印象( 気持ち) の変化の傾向をとらえることを目的としている,ワークショップの工程にそった気持ちの変化をとらえることができ,気持ちの変化の傾向からそれぞれのワークショップのテーマや工程などによる傾向の違いを捉えることができると期待される.
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展示施設の観覧ルートに沿った主観的評価マップ
著者 政倉祐子,若林尚樹,田邉里奈
学会 日本デザイン学会
発行 第64回 春季研究発表大会(東京都文京区),2017年7月
本研究では,動物園を対象として観覧ルートに沿った主観評価のマップ化を試みた.主観評価には,3種類の評価指標(高揚感,達成感,難易度)を基に来園者の主観的な印象の変化を定量的に示す評価手法「気持ち温度計」を用いた.評価の結果,評価対象の動物園に初めて訪れた評価者と2回目に訪れた評価者とで傾向に違いが認められた.主観的評価マップを示すことにより,園内の位置と各ポイントでの評価結果との関係と,各ポイントにおける3つの指標の変化のバランスを直感的に対応づけ把握することができた.
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付箋紙を用いた主観的印象カラー濃度マップでの分析提案
著者 田邉里奈,若林尚樹,政倉祐子
学会 日本デザイン学会
発行 第64回 春季研究発表大会(東京都文京区),2017年7月
横浜市立金沢動物園の協力を得て,動物園の観覧ルートに沿って観察ポイントを設定し,それぞれのポイントで体験した印象をカラーの付箋紙に記入してもらい,マップと対応付けることで主観的な印象をカラー濃度でのマップとして表すことを試みた.また,カラー濃度マップを参照しながらイラストマップを作成し,2つのマップを組み合わせて見ていくことで,展示施設で体験した印象の分析を試みた.
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